羊水検査カウンセリング 14w0d
今日は、羊水検査の事前カウンセリングを受けに行く日。
普段受診している病院と同じ系列だけれども、独立した遺伝子専門のクリニック。
いつもの建物の隣にある。
夫も仕事を休んでくれて、一緒に付いてきてくれた。夫婦二人で受診。
受付を済ませ、待合室へ行くと私達の他にも夫婦(だと思う。)が何組か待っていた。
以前、どれくらいの人が羊水検査を受けるのか聞いたときに、一日1人は受けている。
と聞いていたので、月に約30人は受けるんだ...と思った。
でも、カウンセリングは、もっとたくさんの人が受けているはず。
私の受診している病院は、かなり有名な病院で、診察は、ほぼ紹介制。
妊娠したからといって、フラッと訪れることはできないみたい。
なので、受診者は、私のように何かしら問題を抱えているか、
お金持ちのセレブのようなので、妊婦の平均年齢も40歳手前くらいと高めなのだそう。
だから、普通のクリニックより、羊水検査を受ける人が多いのかも。
最初に認定遺伝カウンセラーという資格を併せ持つ看護師さんと30分ほど面談。
夫と私の両親、兄弟、甥と姪のことについて、色々と聞かれる。
「結婚しているか」「子供はいるか」「病歴について」など。
その後、夫と私の病歴について、過去の妊娠歴についてなどを聞かれる。
そして本題へ。羊水検査について詳しい話を聞いた。
その後、30分ほど医師との面談。
偶然にもずっと不妊外来でお世話になり、筋腫の手術も執刀して下さり、
妊婦外来に替わってからも引き続き担当して下さり、出産時の帝王切開も執刀して下さる
予定の先生が今日の担当医だった。
先生にとっては、私は多くの患者の一人で、記憶にもないかもしれないけど、
なんだか私は運命を感じ(笑)、かなり安心して、ホッとした。
---------------------------------------------------------------------------------
担当の医師と看護師が説明してくれたこと。
①羊水検査の精度について。
羊水検査をすれば、染色体異常症(ダウン症)に関して99.9999....%確かな結果が出る。
検査を受けて、ダウン症について白か黒かという言い方をすれば、その精度はとても高く、
出産後に白・黒の検査結果と違った...ということは、過去にほぼないということ。
②羊水検査を受けるにあたって伴うリスクについて。
1/300の確率で流産・死産、1/100の確率で破水が起きてしまうことがある。
仮に染色体の異常が判り、出産を諦める決断をしたときは、堕胎手術を行うのではなく、
陣痛促進剤を打って、自然分娩をして中絶することになる。
お腹に針を刺す時に、赤ちゃんが暴れることがある。
エコーでお腹の中を見ながら針を刺すが、子宮の形や赤ちゃんのいる位置、又は赤ちゃんが暴れたりで上手く刺せなかった場合、何回か針を刺すことになる。
それでも、うまく羊水が採れないときは、1週間後にもう一度、ということもある。
このようなリスクを伴うことを承知の上で検査を受けなければならない。
しかし、羊水検査が白であっても、他の先天性の異常を抱えて産まれてくる可能性はまだ3%ほどあって、それは、例えば心臓だったり、筋肉や骨、脳の異常だったりということ。
これらの異常は、エコーで事前にわかることもあるけれど、エコーで見えないことも多い。
生まれてからわかることも多い。
③では、実際にどれくらいの確率で赤ちゃんに染色体異常が現れるのか?
まず、夫婦の組み合わせで、このペアだと毎回染色体に異常が現れるというわけではない。
染色体異常症は95%以上が突然変異で起こるもので、両親、兄弟、親戚にダウン症の人がいてもいなくても、染色体異常症の子供が生まれる確率はほぼ同率。
そして、染色体異常が起こる一番の原因は、精子と卵子の老化である。
だから、男性の年齢ももちろん関係してくる。
しかし、精子は何憶もの中から一つ元気なものが受精するので、老化した元気のない精子が受精することは本当に稀なので、精子の老化という可能性は低い。
そして、卵子は、毎月1つの卵しか排卵しないので、その月にたまたま老化した卵が排卵してしまったということが起こりうる。その可能性は高齢になるほど高い。
では、実際、年齢別でダウン症の赤ちゃんが生まれる確率をグラフで見てみると...
羊水検査について調べるとよく出てくるこのグラフ↓1%ごとに縦の線が上に延びている。
グラフ1
そして、このグラフ2 ↓ 内容はグラフ1と同じ。縦の線が10%単位になっただけ。
グラフ2
グラフ2で見てみると、40歳くらいまでは、ほとんど差がわからない。
そして、どちらのグラフを見ても40歳くらいまでは、確率として1%以下ということになる。
このときに、私と医師が交わした会話。
私
「私は、年齢的に高齢出産になるので、高齢で妊娠したことで、染色体異常症の赤ちゃんが生まれる確率が高いことを心配して今日ここに来ました。20代の頃に比べると数字で見れば明らかに確率が上がっているのはわかるのですが、例えば、32歳、33歳、34歳の人と比べて、35歳での出産はそんなに急に確率が上がるものなのですか?」
医師
「このグラフを見て下さい。どう、見えますか?」
私
「ほとんど違いがわかりません。」
医師
「私にも違いがわかりません。そういうことです。ただ、グラフ1だと分かりやすいのですが、40歳を超えると目に見えて確率が上がるのは事実です。一応、40歳で確率は1%ちょうどと言われています。35歳以上を高齢と誰が決めたのかは知りませんが、私は、高齢出産という括りは40歳を超えてからでいい気がしますけどね。」
----------------------------------------------------------------------------------
そして、もっと簡単な「トリプルマーカー検査」というのがあるとの説明。
これは、染色体異常症の確率を1/10/~13000で示すもので、この結果が高いか低いかは、医師でも何ともいえないそうで、正直、あまり意味はないみたい。
受けるなら、羊水検査を最初から受けた方が、明らかに確かな結果は出る。
これで、色々わかるなら、誰もリスクを負って羊水検査を受けたりなんかしないのだから、
あまり結果を期待できる検査ではない。
ただ、染色体異常症の赤ちゃんが生まれてくる確率はトリプルマーカー検査で出るので、
羊水検査は受けたくないけど、一応確率を知っておきたいという場合は、
受けてもいいのでは...とのことでした。
そして、驚いたのが、この羊水検査が一般的に行われ始めたのは、1970年代なのだそう。
私は77年生まれだから、私の生まれた頃にはこの検査がもうあったんだ。
羊水検査なんて、もっと最近(2000年頃以降)のことかと思ってた。
そして、最後に、「今のところ、検査について、どう考えていますか?」と、
夫婦それぞれ聞かれました。
まず、夫が即答で「僕は、受けたくないです。受けません。」と答えました。
話を聞いて、そもそも、染色体異常の赤ちゃんが生まれる確率は1%以下なのに、
同じくらいの確率で起こる流産のリスクを背負って、この検査を受ける意味がわからない。
そして、もし、検査を受けて黒だった場合、陣痛を起こして、自然分娩で産み、殺してしまう。
そんなことは、どうしてもできないと。
その言葉を聞いて、私も決心できました。生まれてくるのは、夫と私の子。
その事実は、変わらない。全てを受け入れようと。
夫の言葉は、本当に心強かった。
そういうわけで、私達夫婦は、羊水検査を受けないという選択をしました。
でも、受けるか受けないかは、本当に夫婦でしか決めることができないのだと思います。
そして、受けないことが正しくて、受けることが間違っているということもないと思います。
本当に、子供の親にしか決められないことなんだと思いました。
このカウンセリング、自己診療なので、1万2千円かかると予約時に言われていて、
最初は少し高いなと思ったのですが、本当に納得できるまで話を聞くことができたので、
私達は、思い切ってカウンセリングを受けて、とても良かったと思いました。
今日で14週へ突入。
これでまた、一歩前へ進みます。
本当に本当に、無事に健康で、五体満足に元気に幸せに生まれておいでね...
そうまた強く願った一日でした。
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普段受診している病院と同じ系列だけれども、独立した遺伝子専門のクリニック。
いつもの建物の隣にある。
夫も仕事を休んでくれて、一緒に付いてきてくれた。夫婦二人で受診。
受付を済ませ、待合室へ行くと私達の他にも夫婦(だと思う。)が何組か待っていた。
以前、どれくらいの人が羊水検査を受けるのか聞いたときに、一日1人は受けている。
と聞いていたので、月に約30人は受けるんだ...と思った。
でも、カウンセリングは、もっとたくさんの人が受けているはず。
私の受診している病院は、かなり有名な病院で、診察は、ほぼ紹介制。
妊娠したからといって、フラッと訪れることはできないみたい。
なので、受診者は、私のように何かしら問題を抱えているか、
お金持ちのセレブのようなので、妊婦の平均年齢も40歳手前くらいと高めなのだそう。
だから、普通のクリニックより、羊水検査を受ける人が多いのかも。
最初に認定遺伝カウンセラーという資格を併せ持つ看護師さんと30分ほど面談。
夫と私の両親、兄弟、甥と姪のことについて、色々と聞かれる。
「結婚しているか」「子供はいるか」「病歴について」など。
その後、夫と私の病歴について、過去の妊娠歴についてなどを聞かれる。
そして本題へ。羊水検査について詳しい話を聞いた。
その後、30分ほど医師との面談。
偶然にもずっと不妊外来でお世話になり、筋腫の手術も執刀して下さり、
妊婦外来に替わってからも引き続き担当して下さり、出産時の帝王切開も執刀して下さる
予定の先生が今日の担当医だった。
先生にとっては、私は多くの患者の一人で、記憶にもないかもしれないけど、
なんだか私は運命を感じ(笑)、かなり安心して、ホッとした。
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担当の医師と看護師が説明してくれたこと。
①羊水検査の精度について。
羊水検査をすれば、染色体異常症(ダウン症)に関して99.9999....%確かな結果が出る。
検査を受けて、ダウン症について白か黒かという言い方をすれば、その精度はとても高く、
出産後に白・黒の検査結果と違った...ということは、過去にほぼないということ。
②羊水検査を受けるにあたって伴うリスクについて。
1/300の確率で流産・死産、1/100の確率で破水が起きてしまうことがある。
仮に染色体の異常が判り、出産を諦める決断をしたときは、堕胎手術を行うのではなく、
陣痛促進剤を打って、自然分娩をして中絶することになる。
お腹に針を刺す時に、赤ちゃんが暴れることがある。
エコーでお腹の中を見ながら針を刺すが、子宮の形や赤ちゃんのいる位置、又は赤ちゃんが暴れたりで上手く刺せなかった場合、何回か針を刺すことになる。
それでも、うまく羊水が採れないときは、1週間後にもう一度、ということもある。
このようなリスクを伴うことを承知の上で検査を受けなければならない。
しかし、羊水検査が白であっても、他の先天性の異常を抱えて産まれてくる可能性はまだ3%ほどあって、それは、例えば心臓だったり、筋肉や骨、脳の異常だったりということ。
これらの異常は、エコーで事前にわかることもあるけれど、エコーで見えないことも多い。
生まれてからわかることも多い。
③では、実際にどれくらいの確率で赤ちゃんに染色体異常が現れるのか?
まず、夫婦の組み合わせで、このペアだと毎回染色体に異常が現れるというわけではない。
染色体異常症は95%以上が突然変異で起こるもので、両親、兄弟、親戚にダウン症の人がいてもいなくても、染色体異常症の子供が生まれる確率はほぼ同率。
そして、染色体異常が起こる一番の原因は、精子と卵子の老化である。
だから、男性の年齢ももちろん関係してくる。
しかし、精子は何憶もの中から一つ元気なものが受精するので、老化した元気のない精子が受精することは本当に稀なので、精子の老化という可能性は低い。
そして、卵子は、毎月1つの卵しか排卵しないので、その月にたまたま老化した卵が排卵してしまったということが起こりうる。その可能性は高齢になるほど高い。
では、実際、年齢別でダウン症の赤ちゃんが生まれる確率をグラフで見てみると...
羊水検査について調べるとよく出てくるこのグラフ↓1%ごとに縦の線が上に延びている。
グラフ1
そして、このグラフ2 ↓ 内容はグラフ1と同じ。縦の線が10%単位になっただけ。
グラフ2
グラフ2で見てみると、40歳くらいまでは、ほとんど差がわからない。
そして、どちらのグラフを見ても40歳くらいまでは、確率として1%以下ということになる。
このときに、私と医師が交わした会話。
私
「私は、年齢的に高齢出産になるので、高齢で妊娠したことで、染色体異常症の赤ちゃんが生まれる確率が高いことを心配して今日ここに来ました。20代の頃に比べると数字で見れば明らかに確率が上がっているのはわかるのですが、例えば、32歳、33歳、34歳の人と比べて、35歳での出産はそんなに急に確率が上がるものなのですか?」
医師
「このグラフを見て下さい。どう、見えますか?」
私
「ほとんど違いがわかりません。」
医師
「私にも違いがわかりません。そういうことです。ただ、グラフ1だと分かりやすいのですが、40歳を超えると目に見えて確率が上がるのは事実です。一応、40歳で確率は1%ちょうどと言われています。35歳以上を高齢と誰が決めたのかは知りませんが、私は、高齢出産という括りは40歳を超えてからでいい気がしますけどね。」
----------------------------------------------------------------------------------
そして、もっと簡単な「トリプルマーカー検査」というのがあるとの説明。
これは、染色体異常症の確率を1/10/~13000で示すもので、この結果が高いか低いかは、医師でも何ともいえないそうで、正直、あまり意味はないみたい。
受けるなら、羊水検査を最初から受けた方が、明らかに確かな結果は出る。
これで、色々わかるなら、誰もリスクを負って羊水検査を受けたりなんかしないのだから、
あまり結果を期待できる検査ではない。
ただ、染色体異常症の赤ちゃんが生まれてくる確率はトリプルマーカー検査で出るので、
羊水検査は受けたくないけど、一応確率を知っておきたいという場合は、
受けてもいいのでは...とのことでした。
そして、驚いたのが、この羊水検査が一般的に行われ始めたのは、1970年代なのだそう。
私は77年生まれだから、私の生まれた頃にはこの検査がもうあったんだ。
羊水検査なんて、もっと最近(2000年頃以降)のことかと思ってた。
そして、最後に、「今のところ、検査について、どう考えていますか?」と、
夫婦それぞれ聞かれました。
まず、夫が即答で「僕は、受けたくないです。受けません。」と答えました。
話を聞いて、そもそも、染色体異常の赤ちゃんが生まれる確率は1%以下なのに、
同じくらいの確率で起こる流産のリスクを背負って、この検査を受ける意味がわからない。
そして、もし、検査を受けて黒だった場合、陣痛を起こして、自然分娩で産み、殺してしまう。
そんなことは、どうしてもできないと。
その言葉を聞いて、私も決心できました。生まれてくるのは、夫と私の子。
その事実は、変わらない。全てを受け入れようと。
夫の言葉は、本当に心強かった。
そういうわけで、私達夫婦は、羊水検査を受けないという選択をしました。
でも、受けるか受けないかは、本当に夫婦でしか決めることができないのだと思います。
そして、受けないことが正しくて、受けることが間違っているということもないと思います。
本当に、子供の親にしか決められないことなんだと思いました。
このカウンセリング、自己診療なので、1万2千円かかると予約時に言われていて、
最初は少し高いなと思ったのですが、本当に納得できるまで話を聞くことができたので、
私達は、思い切ってカウンセリングを受けて、とても良かったと思いました。
今日で14週へ突入。
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by mokuhyou50
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莉子のダイエットブログ
莉子と申します。
2011年2月子宮筋腫切除の手術をしました。
結婚して10年子に恵まれず、
不妊治療を続けていく中で、
苦しみとストレスから摂食障害
を患い40㌔体重が増えてしまいました。そんな中、肥満により、脂肪肝、糖尿病も患う。
クヨクヨして過食を繰り返していても何も始まらない。
もう一度気持ちを奮い起こし、健康で元気な明るい毎日と...
今度こそ元気な子供を授かるため体質改善をして、健康な体と幸せな未来を手に入れたいと思います!
糖質制限食ダイエット。
白湯ダイエット。
を実践中!
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2012年2月に待望の妊娠。
2012年10月に出産予定。
副腎ホルモンに異常があるため、妊娠糖尿病になる確率があり、できれば1㌔も太らずに出産日を迎えるようにと医師から言われています。
頑張らないと、です!
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